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【初心者が行く】熊野古道:中辺路ルートをついに歩ききった!リベンジその②

旅の思い出
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12月末に熊野古道に行き、1回目は全然歩けずに終わった‥という苦い思い出を払拭するために、今回は2回目の熊野古道中辺路ルート。

2泊3日で行ったのですが、2日目まででかなりのボリュームになりましたので、この記事は3日目の様子をまとめます。

まさか熊野古道で3つ目の記事を書くとは思っていませんでしたが、これがついに最終章!笑

>全然歩けなかった1回目のチャレンジの記事はコチラから↓

>リベンジその①の記事はコチラから↓

こんな感じで森林歩きを楽しめます!
みやまき
みやまき

文字通り長かった熊野古道も、ついにゴールです!達成感がすごかったです!(昔の人はこれを歩いて帰ったなんて、信じられない笑)

こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑

この記事を読むと分かること

  • 中辺路ルートの歩き方(初心者)
  • 熊野古道の魅力、湯の峰温泉つぼ湯
  • 中辺路ルート全体を歩いてみての感想

ぜひ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです!

(荷物を軽くしたい派が選ぶ)今回の装備品

熊野古道は荷物の配送サービスをやっています!(配送サービス/KUMANO TRAVEL)これも2回目だからこその知恵。前回は泊まりの荷物を持って歩いたので大変でした‥。

持って歩く荷物は最低限でOK。私はこのトレラン用の6Lのリュックで歩きました。このノースフェイス、ポケットたくさんついていて荷物の整理もしやすくて、使いやすくてお気に入りです。

ちなみに足元はLOWAのコチラ。ちょっとお高めですが、初心者だからこそ、そして足元だからこそ(自分の脚力に自信がないから)、装備品に頼ろうという考えです。

この靴は実は2足目なんですが、試着したときに足を包み込んでくれる安心感があったんです。登山靴って足に重りをつけて歩いているような感覚があったんですが、この靴はそれがなくて。

もしよければ一度試してみてください↓(色も可愛くて、消耗したら次も同じ靴買うと思います)

あとはいつものタイツも。もうこれナシで山は歩けません!

3日目:伏拝王子~熊野本宮大社【ゴール】

ということで、3日目スタートです!コースタイムにするとわずか1時間程度でゴールです。

みやまき
みやまき

ほぼ舗装されている道なので、最後はとっても歩きやすいですよ!

朝は「民宿 まつみや」さんのご主人に「伏拝王子」まで送っていただき、そこからスタート。

朝の森林歩きはとても気持ちが良いですね!好きな時間の1つです。

こんな感じで歩いていくこと15分くらい、「三軒茶屋跡」に出てきました。

今はお手洗いになっているのですが、昔は中辺路と小辺路との合流地点で、3軒のお茶屋さんがあった場所なんだそうです。

「私はこっち行きますので~」とかいう会話があったのかなぁ、と勝手に想像して通りすぎます。

そこから下り坂を進んで行くと、「展望台」という文字が。

見えました!熊野本宮大社の大鳥居!!もう、これが見えただけでしみじみと感動です。

昔の人もこうやって遠くから本宮大社を見て、同じ気持ちになったのかなー(←むしろ昔の人の方が感動が大きかったはず)。

ベンチもいくつか置いてあったので、少し休憩してからまた歩き始めます。

山道を抜けると民家に入り、少し歩くと「祓殿王子」に。

本宮大社まであと50mくらいの場所にあって、昔はこの地で禊を行ってから本宮大社へ向かったと言われています。

(けっこう大事な場所だったと思うのに、意外に小ぶりだなと思いました)

そして、ついに本宮大社へ!

個人的にはこの神社の厳かな雰囲気がとても好きなのです。凛としているというか、そこに自然と一緒に佇んでいるというか。

一通りお詣りをしたら、かつての本宮大社があった「大斎原(おおゆのはら)」へ。

かつての本宮大社は熊野川・音無川・岩田川の合流点の中州「大斎原」にありました。江戸時代までは橋もなく、川を歩いて渡り、最後に冷たい水で身を清めてからお詣りしたんだそうです。

↑この絵が流される前の熊野本宮大社。今よりも大きかったそうで、はるばる京都から来た人たちをここで迎えていたのかなと思うと、堂々としていてカッコイイ。

でも1889年の大水害で、これらのお社が流されてしまい、今の場所に本宮大社が遷されました。

実は私は、この「大斎原」の方が思い入れがあるというか(別に行ったことないけど)、遥かな時の流れを感じるので好きなのです。

満開の桜に迎えられながら、大鳥居をくぐり

本殿が並んでいたという場所へ。もう、この石の塀とか見るとテンションが上がります(←分かる人いるかな、、笑)

ここまで来てようやくゴール、長い旅でしたが、達成感と清々しさを感じることができました!!

熊野古道:中辺路ルートの推しポイント

さて、2回目の熊野古道で見事リベンジを果たした中辺路ルートですが、思ったことと推しポイントをまとめておきます!

  • 「歩ききった!」という達成感がスゴイ!ぜひみんな歩いてほしい
  • 登山とはまた違った山歩き、森歩きが楽しめる。もちろん登山的な大変さもある
  • 外国の人がすごくたくさんいる(日本人よりも巡礼になじみがあるらしい)
  • 昔の人へのリスペクトが深まる
  • 民宿の方たちはユニークだけど温かい方ばかり
  • 自分の体力と使える時間、宿泊場所、バスを利用しながら計画を立てれば、そんなに難しくない

そして、2回目のリベンジを果たして一番思ったことは‥

(1回目の一番最初の)滝尻王子~近露王子が一番しんどかった!」です。笑

それもそのはずで、高低図を見ても分かるように一番アップダウンが激しいところなのです。(確かに、不寝王子のあたりですでに心折れてたな‥)

田辺市熊野ツーリズムビューロー

もちろん後半にもアップダウンはありますが、それでもずーっと上りが続く区間はここ以外にありません。

みやまき
みやまき

1回目の2日目も諦めずに歩き続けていたら、意外にゴールできたかも?とも思いつつ、でも自分の体力と相談して歩くのが山歩きの鉄則!

なので、改めて「1回で熊野古道を歩くなら」を考えてみると

  • 3泊4日の行程
  • 高原地区(滝尻王子と近露王子の間)で1泊 ←追加
  • 野中地区で1泊、そして伏拝王子周辺で1泊、最終日にゴール&帰宅
  • バスを計画的に使う

というプランで行くのがいいかな!というのが、2回で歩いた私の結論です。

個人的には熊野古道って、山歩きもできるし、山の絶景も楽しめるし、歴史を感じることもできるし、ホテル泊とは違う経験ができるし、旅感あるし‥

控えめに言って最高です!すごく好きな場所の1つになりました。

「強いていうなら、もう少しこうだといいな」というところも残しておくと

  • そもそも和歌山が遠い(これは仕方ない笑)
  • お店とか飲食店が限られるので、食料やお水はかなり計画的に調達しないといけない
  • バスでICカードが使えなくて不便(外国の方が多いからかなぁ?)

という感じ。「郷に入れば郷に従え」精神でいけば全く問題ありませんし、それが旅っぽくて好きだったりします。

みなさんにもぜひ一度行ってみていただきたい、そんな場所がこの熊野古道です!

みやまき
みやまき

私も全然3回目もありだと思っています笑。次は紀伊路とか小辺路とか、また別の道を歩いてみるのも面白そう〜と思います。

おまけ【大日越え〜つぼ湯】

さて、熊野本宮大社についたのがまだ9:30とかだったので、ちょっと寄り道。

熊野古道には、世界遺産に登録されている「湯ノ峰温泉」というところがあり、そこに「つぼ湯」という温泉施設があるのです。

ずっと前に来たときには外から見ただけだったので、いつか入りたいなぁと思っていました。

どうやって行くかというと「大日越ルート」です。昔の人も温泉に入って身を清めたり、旅の疲れを癒やしたいと思ったのでしょう。みんな考えることは一緒ですね笑

湯の峰温泉までは時間にして1時間なのですが、鼻欠地蔵までの35分で約250mの標高を上げないといけないという、なんともハードな道のりなのです。

しかも、本宮大社ですでにゴールした気分になっていた私は、全くやる気が出ず、すごーく重たい気分でスタートしました(自分で行きたいって言ったくせに笑)

途中はもう、上りがしんどすぎて写真もあまり撮っていないのですが、やっぱり中辺路と比べると大きな岩がゴロゴロしていたりと本格的な山登りです。

みやまき
みやまき

山を1つ超えていくのだから、大変なのは当たり前。それでも、意外に多くの方(しかも外国の)とすれ違いました!

「しんどいー」と思いながらも一歩ずつ進んで行くこと約1時間、湯峰王子社跡が出てきました。

今は跡地になってしまっていますが、昔の記録には本宮大社へお詣りした人たちが、湯屋でひと時を過ごした様子が残っているそうです。

ついに湯の峰温泉に!(つぼ湯)

そしてやってきました!湯の峰温泉です。

世界遺産に登録されているうちの1つで、「つぼ湯」という公衆浴場があるのです。

今回は念願かなって、しかも熊野古道を全部歩ききった後に入れるというので、感動もひとしお。受付を済ませて、先に1組入っていたので待つこと約15分。私たちの番がやってきました。

つぼ湯の順番待ちで疲れている人(私)笑

お湯は濁っていて、温度は熱め。水が出るようになっているので、好みの温度に調節することができます。

特に洗い場などはないので、かけ湯をしてからお湯につかるだけですが、歩き疲れた脚がじんわりとほぐされて、とても気持ちが良かったです。

近くにある公衆浴場では洗い場も完備されているので、全身洗いたい方はそちらにどうぞ(令和4年にリニューアルオープンしたばかりだそうなので、外観もとてもキレイでしたよ)。

つぼ湯で温まったあとは、お昼ごはん。すぐ近くにある「湯胸茶屋」さんという、なんとも昔懐かしい感じの雰囲気のお茶屋さんで、お蕎麦をいただきました。

昔の人もこうやって「歩き疲れたね~、頑張ったね~。温泉入って腹ごしらえして、さて帰ろうか」とか言ってたのかな、とまた想像。

昔の人はここからまた歩いて帰るとか、ホントに尊敬する‥!現代でよかった‥と心の底から思いました笑。

バスで紀伊田辺駅から空港へ

さて現代の私たちも、もうあとは帰るだけです。

湯の峰温泉バス停13:16発の紀伊田辺駅行きに乗り、紀伊田辺駅→南紀白浜空港へ。その後羽田空港へと帰ってきました。

*季節によってバスの運行状況が変わりますので(夏の方が観光シーズン)、公共交通機関で行かれる方は時間を見て計画を立てることをお勧めします!【明光バス(空港バス接続)

みやまき
みやまき

繰り返しですが、本当に達成感を感じるステキな山旅になりました!また別の機会に別のルートでも歩いてみたいな、と思えるそんな熊野古道です。

まとめ

熊野古道中辺路ルートのリベンジ旅をご紹介しました。

  • 山歩きが好きな方
  • 歴史も自然も楽しみたい方
  • 一生に1回くらい熊野古道行ってみたいよねと思っている方

などなど、いろんな方にオススメですが、個人的には本当に好きな山(道?)の1つになりました!

ぜひ今回の記事を参考に、興味を持っていただいた方がいらっしゃれば歩いてみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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