ずーっと行きたいと思っていた「乗鞍岳」に、ようやく行けました!という記録。
実は中学生のときに「自然体験学習」として乗鞍に来た記憶があるのですが、その時の記憶はほぼなく‥。大人になって山好きを自覚するようになってから、登りたいと思っていたのです。
北アルプスなのに、絶景がすごすぎるのに、涼しすぎるのに(7月末に行きました)、途中までバスで行けて頂上までは1時間半で行けちゃう!
なんてお得な山なんでしょう。笑


ちょっと歩いただけで、こーんな絶景に出会えてしまう乗鞍!来週にでももう1回行きたいと思える、そんな山旅になりました。
こんにちは、ゆるく山を楽しむことが大好きなみやまきです。山に登るのはもちろん、山を見に行ったり、山に温泉に入りに行ったりしています。登山歴は3年ですが、まだまだ初心者。ちなみに高所恐怖症なので、怖いところには行きません笑
この記事を読むと分かること
- 乗鞍岳(畳平)までのアクセス
- 乗鞍岳登山の様子
- 乗鞍岳の推しポイント
ぜひ、最後までお付き合いください!
乗鞍岳(3,026m)とは

乗鞍岳(のりくらだけ)とは、北アルプスの南端に位置している岐阜県高山市と長野県松本市にまたがり、3,026mの剣ヶ峰を最高峰に23個の峰と7つの湖、8つの平原からなる山。百名山の1つです。
岐阜県民が大好きな槍ヶ岳まで見えて、本当に気軽に絶景が楽しめる山。
乗鞍スカイラインが開通している期間(2025年は5/15~10月末まで)に登山ができます。
さらに高山植物もたくさん咲いていて、別世界に来たようなそんな感覚が味わえます!
乗鞍岳までのアクセス
乗鞍岳は、岐阜県と長野県の県境にある山。名古屋・立山・富士山などなど、位置関係はこんな感じ。とりあえず、この辺にあるんだなーというのが伝われば幸いです。

そして!
乗鞍岳に登るためには、バスに乗り換える必要があります。環境保護のためにマイカーは規制されており、バス・タクシー・自転車だけが通行可です。
で、そのバス乗り場がコチラ。
みなさん、気をつけてください。なんと2か所あるのです(←これがややこしい!)。

乗鞍畳平:乗鞍岳への登山口となる、バスターミナル
①ほおのき平バスターミナル:濃飛バスが運営する、乗鞍スカイラインを通って行くバスの駐車場。岐阜県側の入り口。
②松本市乗鞍観光センター:アルピコ交通が運営する、乗鞍高原から畳平までのシャトルバス。長野県側の入り口。完全予約制!
繰り返しますが、この2か所がとてもややこしい!実際、私も迷いました(結果両方行く羽目に‥)。ので、前提として知っておいて、どちらから行くかを検討するのが良いと思います!
車で行く方法①(ほおのき平バスターミナルまで) ←今回はコチラ
岐阜県側の入り口、ほおのき平バスターミナル(濃飛バス)は、
- 中部縦貫道・高山ICより約35分
- 長野道・松本ICより約60分
の場所に位置しています(乗鞍スカイライン公式サイト)。
ほおのき平バスターミナルから畳平までは、約50分、往復で3,400円です。
今回私は、名古屋でレンタカーを借りてスタート。長野県から回って松本ICで降りてほおのき平バスターミナルへ。帰りは岐阜県側から回って、中部縦貫道から帰りました(長野に向かう行きの中央道が工事中で、だいぶ渋滞が発生してました‥)。
余談ですが「長野と言えばおいしいお蕎麦!」ということで、松本ICで降りた後にお昼ごはん。

夏野菜と冷しゃぶのお蕎麦をいただきました、おいしかった!
車で行く方法②(乗鞍高原観光センターまで)
もう1つ、長野県側の入り口にある乗鞍高原観光センターへも、長野道松本ICから行けます。
松本ICからは車で約1時間。
乗鞍高原という、ちょっとした観光地?(高原のロッジとか宿泊施設とかあるところ)が広がっているのですが、その一部にバス乗り場があります。
アルピコ交通(長野県)が運営しているシャトルバスに乗って、乗鞍畳平まで約50分で到着、往復で4600円です(アルピコ交通)。
注意!
長野県側のアルピコ交通シャトルバスは【完全予約制】です。必ず事前に予約をしておきましょう!(当日乗れないという悲しい結果になります‥)
バスに乗り換えて、乗鞍畳平を目指す!
なんやかんやありましたが、ほおのき平バスターミナルから乗鞍畳平までバスで移動します。
当日の始発は7:55だと調べていたので、並ぶことも想定して7:20にバスターミナルに到着。
すると、すでに臨時便の始発が先に1台出ているとのこと!(みんな早起きだ!)
ということで、7:30頃に私たちも臨時便に乗せてもらうことができました。

バスの中では、濃飛バスのベテランバスガイドさんが、楽しくお話をしてくださいました。「岐阜県民は槍ヶ岳が大好き!」「北アルプスじゃなくて飛騨山脈って言わないと怒られる!」とのこと^^(←そういう私も岐阜県民。笑)

(ここからは余談です)
バス乗り場が2か所あることを知らなかった私は、前日に下見も兼ねて「ほおのき平バスターミナル(岐阜県側)」を目指していきました。
そこで「先にチケット買っておいた方がいいよね!」とバスのチケットを購入。
そして本日のお宿に向かうのですが、、それが乗鞍高原だったのです(長野県側)。そして翌日にはまたほおのき平バスターミナルまで移動‥。笑

↑この地図で行くと
- 松本市(松本IC)
- ほおのき平バスターミナル(チケットを買う)
- 松本市乗鞍観光センター(宿泊)
- ほおのき平バスターミナル(バスに乗って畳平へ、登山)
- 高山市(高山ICから帰宅)
という、無駄な往復が発生しました‥。みなさん、くれぐれもお気をつけください。
ちなみに、宿泊はコチラにお世話になりました。山の中とは思えないほどお料理がおいしかったです!
畳平到着!乗鞍岳登山のコースタイム
バスに揺られること約50分、畳平に到着しました!もうそこからは絶景のオンパレード!
バスを降りて、徒歩30秒でこの景色です↓感動!

ちなみに、後ろの駐車場側を振り返るとこんな感じ!

スタートからウキウキです。
乗鞍岳(剣ヶ峰)までのコースタイム

頂上の剣ヶ峰までのコースタイムは、こんな感じです。頂上まで1時間半!絶景を見ながら、楽々登れるお手軽登山!
バスターミナルがすでに2,702m(←富士山5合目よりも高いらしい!)で、剣ヶ峰が3,026m。300mくらいの高低差を登っていきます。

楽々登れる!とは言いつつも高度はしっかり高いので、事前の準備を欠かさずに。水分とおやつ、体を冷やさない長袖(レインウエア)などは必ず持っていきましょう!
■今回の服装&装備品■
今回は、短い距離で日帰り登山だったので、荷物を最小限にして登りました!私の最近の相棒リュックはコチラ↓オススメです。
- 6リットルで最低限の荷物で登れる
- ポケットがいっぱいで収納に便利(水分は胸ポケットに)
- 軽くて便利!荷物が重くて疲れちゃう‥なんてことがなくなる
- 色は黒!
今回の服装はコチラ↓
軽くて小さくなって、羽織ると風を防いでくれる頼れる1枚。ティートンブロスのウインドリバーフーディー。
足元のタイツも欠かせません!ワコールのタイツCW-X。足全体をサポートしてくれるので、力も入れやすく足さばきもスムーズです。私はもうこれナシでは登れないと思っています‥笑。
いよいよ登山スタート!
さて、ウキウキ気分で登山スタートです。
バスターミナルから肩の小屋まで
最初は、絶景に囲まれながら、平坦な道を歩きます。
何と今年はコマクサが大量発生していて、しかも一番キレイな時期だったそうで、山の斜面にはピンク色の可愛らしいお花が一面に。


こんなにピンクが群生しているのは見たことがなかったので、嬉しかったです!

↑不消ヶ池(きえずがいけ)は雪渓が残っていて、水がとにかく青い!

反対側にも大雪渓が。ここでスキーやっている人がいて、ビックリしました!(30分くらいかけて雪を登って、20秒くらいで滑ってくるって‥私にはできない;笑)
写真を撮る手が止まらないくらい、ずっと景色に感動していました。
肩の小屋から剣ヶ峰頂上
そうこうしているうちに、上り坂の麓にある肩の小屋に到着。

「こんなところに泊まったら、夜の星空がスゴイんだろうなー」と思い、泊まりたい山小屋リストに入りました!(肩の小屋サイト)
ここには売店と食堂も併設されていて、お土産に手ぬぐいも買いました!
登山しない方でも、ここまでは普通の砂利道を歩いて来れるので、肩の小屋で休憩して散策するのもオススメですね。
さて、肩の小屋を後にして、ここからはゴロゴロの石の道。しかも結構急な坂。50分だし、軽く登れるよね~と思っていたら意外にしんどかった印象です。
それでも、一歩一歩上がっていくとだんだんと飛騨山脈(北アルプス)の山々が望めるようになってきて、これまたテンションが上がっていきます。


標高が高いので夏でも涼しいし、何より景色がキレイすぎるので、どんどん登っていけちゃいます!
コースタイム50分でしたが、40分くらいで頂上まで上がってきました。最後少し大きな岩を上がっていくところがあって、高所恐怖症的にはちょっと怖かったですが、それも一瞬で終わり。

真夏の晴れの日だったこともあり、頂上は結構混んでました。ので、サクッと記念撮影をして。雲が出てきちゃいましたが、それでも最高の瞬間でした!

本当に、1時間半でこんな景色見れちゃっていいの?というくらい贅沢な時間。岐阜県民として生まれたことを誇りに思います(←大げさ笑)。
頂上から少し下ったところに「頂上小屋」という小屋があります。
そこでもピンバッジやTシャツなど、可愛い雑貨が売っています。すごい迷ったのですが、肩の小屋で手ぬぐいを買ったので、ここではガマン。
小屋の周辺でお昼ごはんを食べて、下りスタート。下りは30分くらいで肩の小屋までサクッと下りて来れましたが、砂利道が続くので一歩ずつ集中して足を出していったのが大変でした。
富士見岳に寄り道
実は乗鞍岳の周りには、いくつか山があって散策ができるようになっています。
帰り道、まだ体力に余裕があったので富士見岳に登っていくことにしました。登り15分、下り10分くらいの簡単登山です。

登り15分くらいだから余裕でしょ~と思っていたのですが、(久々の登山だったので)登りは正直結構きつかった‥。
それでもやっぱり景色に癒されますね!登ってきてよかったと思えるひと時でした。

ピンクのかわいいコマクサにもたくさん会えて、大満足の登山となりました!
最後は畳平に戻り、バスに乗ってほおのき平バスターミナルに下り、そしてレンタカーで岐路に。

繰り返しですが、こんなにお手軽にこんなに絶景を見てしまってもいいの?という山でした。登山始めたばかりの初心者の方も、さらに山が好きになること間違いなし!
乗鞍岳の推しポイント
最後に、今回登った乗鞍岳の推しポイントをまとめておきます!
- なんと言っても目の前に広がる絶景がすごすぎる!
- バスで楽々2,700mまで高度を上げられる
- 頂上の剣ヶ峰まで1時間半のお手軽登山
- 登山する人もしない人も、感動の山の絶景に出会える!
- 濃飛バスのバスガイドさんがユニーク(←たまたま出会った方ですが笑)
- 標高が高いから、真夏に登っても涼しく登れる!快適!
今回の記事はコレしか言っていないような気もしますが、とにかく大絶景が広がります!飛騨山脈(北アルプス)の山々が連なっているのも感動。
この景色はぜひみなさんに、一度見てほしい!
反対に、ちょっと惜しいなと思ったところも、備忘録的に残しておきます(私の偏見です)。
- アクセスが大変(東京からも名古屋からも遠い)
- バスでしか行けないのに、バス代が高い ←自然を守るためのお金だと思っています
ということで、ほとんど文句のつけようがない、楽しい山旅になりました!

念願の乗鞍岳。この山の絶景は絶対に一度は見た方が良いと心から言える場所でした!(岐阜県民としての嬉しさ、誇らしさもプラスされているかも!笑)
まとめ
乗鞍岳に登った山旅をまとめてご紹介しました。
- 週末に少し時間が取れる方
- これからアルプスにも挑戦してみたいなと思っている方
- 友だちに誘われたけどホントに登山って楽しいの?と思っている方
などなど、どなたにでもオススメできる最高の山です。何と言っても景色が壮大です!
ぜひ、今回の記事を参考に皆さんもトライしてみてくださいね^^
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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